「AO入試」とは? AO入試とその合格のコツをわかりやすく説明

大学受験

「AO入試」とは何か、ひと言で答えられますか?

「AO入試」とは、「合(A)うかどうかの、お(O)見合い」です。

大学と受験生がお見合いし、マッチングするかをお互いに判断する入試です。

AO入試とは、「大学が求める人物像に受験生がふさわしいかを時間をかけて選考する入試形式」なのです。 

私、西村創は、受験指導専門家として活動拠点の関東以外でも長野、博多、大分、沖縄と、全国さまざまな学校で出張セミナーを行っています。

また、KADOKAWAから出版した『 塾で教わる 小論文・作文の書き方』は、重版をくり返し、現在4刷のベストセラーであり、ロングセラーとなっています。(2020年3月現在)

今回は、これまで何十回も行ってきた「AO入試とその合格のコツ」についてのセミナーのダイジェスト版として、内容をまとめて説明しますね。

AO入試は、「合(A)うかどうかの、お(O)見合い」である

いきなり今回の結論を伝えると、AO入試というのは、「合(A)うかどうかの、お(O)見合い」であるということです。

これがAO入試の極意です。

お見合いなので、

  • 大学・学部が何を求めているかを知る
  • 自分が何を求めているのかを自分自身が理解する
  • 選んでもらうためにどんなことをアピールすればよいかを整理する

これらがAO入試成功のために必要なことです。

「入試」というと、

「テストで●●点取れたら合格、不合格」

というように、「当日のテスト一発勝負で選ばれる」というイメージがありますよね。

でも、AO入試はそんなことはありせん。

もちろん入試である以上、相手に選ばれる、それとも選んでもらえないということはあります。

ただ、AO入試はこちらも相手のことを選ぶ機会でもあります。

そして、そのお互いに選ぶかどうか判断する機会は一回きりではなく、複数回あるのです。

選ばれる判断基準も一般入試はテストの点数のみで一方的に決まりますが、AO入試ではこちらの考え方、入学後の目標やビジョンを充分に知ってもらったうえで、こちらも相手のことを知って、選考を進めるか辞退するかを慎重に決めることができます。

大学・学部が「どんなことを提供していて、どんな学生に来て欲しくて、来てくれた生徒にはどんなふうになってもらいたいか」を知るには、大学・学部がwebサイトなどで示している「アドミッションポリシー」というものを見ればすぐにわかります。

AO入試では、この「アドミッションポリシー」をじっくり読んで、自分に合いそうな大学・学部を探す必要があります。

したがって、私はAO入試は大学・学部選びを失敗をする可能性が限りなく低い入試だと思っています。

AO入試が「お見合い」であると最初に言いました。お見合いを今ふうにいうと、「マッチングサービス」と言うこともできます。

もちろん、付き合ってみないとお互い本当のことはわからないですが、少なくとも一般入試よりはマッチする可能性が高いことは間違いないでしょう。

そして、AO入試のメリットにはもっと深いものがあります。

それは、AO入試の準備を通じて、「人生プランを立てること」ができるという点です。

AO入試を受けるには、自分がどんなことが好きで、どんなときに喜びを感じて、どんな人生を歩んで行きたいのかを改めて考える必要があります。これは就職活動にも通ずるものがありますね。

もしかしたら、AO入試の準備の過程で、自分が本当に望むのは大学に進学することではなくて、専門学校に進学すること、就職すること、それとも、今からビジネスを始めて利益を得ることだと気づくかもしれません。

それはそれでいいことだと思います。

人はなにかきっかけがないと、改めてこれからどんな人生を送っていきたいのかを考えることなんてありません。

AO入試の準備は、これからどんな人生を送っていきたいのかを真剣に考えるまたとない機会にもなるでしょう。

AO入試合格に必要なのは「意欲」「目標」「思考力・表現力」

AO入試というものがどんなものなのか、なんとなくイメージが湧いてきましたか?

ここからさらに、AO入試に合格するために必要なことを紹介していきすね。

2020年現在、私立大入学者の約5割が推薦・AO入試での合格者です。

AO入試は別に特殊な入試ではなく、かなり一般的に広がっているメジャーな入試だということです。

AO入試の選抜方法は大学や学部ごとに異なりますが、「面接重視型」と「書類・論文重視型」に分けられます。

もうすでに志望大学・学部が決まっている人は、「面接重視型」と「書類・論文重視型」のどちらなのか、あとでwebサイトで調べてみるといいでしょう。

「面接重視型」と「書類・論文重視型」どちらも、志望理由や入学後の目標などをまとめた「志望理由書」というものが必要であるという点は同じです。

この「志望理由書」というものがどんなものなのかと言うことについては、また別の記事で詳しくお伝えしますが、「志望理由書」はその名の通り、「どうしてその大学・学部を志望するのか」ということを説明するものです。

その「志望理由書」とは別に、「活動報告書」というものがあり、これも「面接重視型」と「書類・論文重視型」どちらでも必要となることが多いです。

「書類・論文重視型」ではさらに「小論文」が課されます。

さて、これら「志望理由書」「活動報告書」、「書類・論文重視型」では「小論文」によって学部・学科に対する適性が判断されるのと当時に、面接での入学後の意欲などから総合的に評価されます。 

意外かもしれませんが、AO入試に合格するには「意欲」も必要です。

だって、「あなたなら私なんかでも付き合ってくれそうだから」などという人と付き合いたくないですよね。

「あなただから付き合いたいの!」と言ってくれる人を選びたくなるのは、お見合いもAO入試でも同じです。

AO入試は推薦入試とちがい、成績(評定平均値)の基準がなく、高校からの推薦がなくても受験できます。

そのかわりに推薦入試よりも面接回数が多く、時間をかけて「入学後に伸びそうな人物か」を見極められます。

ポイントは、一般入試や推薦入試は「受験時点での評価」であるのに対し、AO入試は「入学後に伸びそうな人物か」を見極められるということです。

現時点の学力に自信がない人でも、AO入試なら、これからの準備次第で合格できる大学・学部があるということです。

ただ、その一方で、AO入試はこれまでは学力試験がなく、学校の成績基準も緩やかでしたが、近年では学力の基準を新たに設ける大学も増えています。

国立大は、AO入試であってもセンター試験を課しているところが多くあります。

なお、AO入試では、その大学への入学意欲も選抜基準になっていることが多く、その大学のその学部だけを受験するという「専願」がほとんどです。

そこで、どの大学・学部を受験するかを早めに決定し、対策を始めるのが合格のポイントです。

AO入試に合格するために必要なのもの

  • 志望大学への意欲
  • 入学後の目標やビジョン
  • 上記2点を伝えるための思考力・表現力

 

AO入試とは何かをお伝えしてきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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