AO入試の「小論文」とは? 合格する書き方をわかりやすく説明

大学受験

AO入試を受けることを選択肢した場合、多くの大学・学部で課される小論文。

でも、

「書くの苦手で…」

「何を書けばいいのか思いつかない…」

「時間内に書ききれない…」

なんて悩みを抱えている人、多いですよね。

そこで、「AO入試で合格する小論文の書き方」をこのブログを読んでいただいたあなたに教えます!

私、西村創は受験指導専門家として、駿台、河合塾など今まで6つの塾に所属して3,000人を超える生徒を指導してきました。なかには、本当に書くのが大の苦手の生徒もいました。

しかし、今から私が紹介する方法を実践したところ、多くの生徒が小論文を書けるようになりました。

また、今から紹介する方法を詰め込んだ小論文の書き方をKADOKAWAさんから出版させていただいた結果、重版をくり返し、現在4刷のベストセラーとなっています。(2020年2月現在)

今回は、これまで活動拠点の関東以外でも長野、博多、大分、沖縄と、全国さまざまな学校で、何十回も行ってきた「AO入試の小論文対策」セミナーのダイジェスト版として、内容をまとめて説明しますね。

「小論文」とは、与えられたテーマに対して意見を述べる文である

前置きが長くなったので、いきなり今回の結論を伝えると、小論文というのは、「与えられたテーマに対して意見を述べる文」のことです。

「小論文」=「意見文」ということですね。

「意見文」と聞くと、書くことが苦手な人にとっては、「なんだか堅苦しそう、難しそう」という印象を受けるかもしれません。

でも、じつは小論文は、あらゆる文章のなかで、もっとも書きやすい種類の文章です。

文章には、小中学生のときに宿題に出された読書感想文のような「感想文」や、LINEやTwitterなどの短文、小説やエッセイなど、さまざまな文章ジャンルがあります。

それらはどれも、センスがある人は、さほど練習しなくてもいわゆる「うまい文」が書けますが、大半の人はうまく書けるようになるのに時間がかかります。

一方、小論文はいわゆる「うまい文」である必要はありません。

読み手を引きつける書き出しも、文学的な表現の工夫も必要ありません。

必要なのは、「論理性」です。

「論理性?!…うわ、やっぱり難しそうな言葉が出てきたじゃないか!…」

なんてきっと今思いましたよね(笑)。

安心してください。大丈夫です。

論理性のある文章を書くのは難しいことではありません。

なぜなら、今まで多くの人が書いてきた「こう書けば論理的な文章になる」という型(テンプレート)があるからです。

その型(テンプレート)にしたがって、与えられたテーマに対する問題点を挙げて、「なにをどう変えるか」という具体的な解決策を提案すれば、合格する小論文が完成します。

意見とは「なにをどう変えるか」を述べること

「小論文」=「意見文」ということをお伝えしました。

意見文とは、「なにをどう変えるか」を述べることです。

小論文とは、「なにをどう変えるか」という具体的な解決策を提案するものです。

その内容次第で、どんな小論文になるのかが9割決まります。

「なにをどう変えるか」という軸が決まれば、あとは型(テンプレート)に当てはめて言葉を埋めていくだけです。

「なにをどう変えるか」ということについては、つぎのいずれかになります。

  • プラスをより大きなプラスにする
  • マイナスをより小さなマイナスにする

共通するのは、与えられたテーマ、志望学部に関連する分野において、課題となっていることがあって、それをどのような方法で解決に向かうかということです。

《プラスをより大きなプラスにする例》

私は、小学生高学年の頃から学校の勉強が苦手になった。その後ずっと勉強が苦手で関心も持てなかったが、あるきっかけをもとに、英語だけは得意になった。今では海外で現地の人と簡単なコミュニケーションならできるようになった。この経験をもとに、多くの子供たちが英語を得意になれるようにしたい。

小学校でプログラミング教育が必修化され、日本でもようやく、IT分野における意識が変わってきた。今後、人々のITリテラシーが高まっていくよう、プログラミング的思考を学べるプログラムの開発が求められるだろう。

《マイナスをより小さなマイナスにする例》

有能なアスリートでも、ケガによって選手としての将来が閉ざされてしまうことが珍しくない。そこで、スポーツ医学の研究を進め、それを知識のある専門トレーナーが普及させていくことが必要だ。

少子高齢化が加速する社会において、介護の負担が大きくなっている。AIの性能を高め、介護用ロボットの実用性を向上させ、一般庶民にも手の届きやすい価格で普及させることで、介護負担の軽減につながるだろう。

AO入試で合格する型(テンプレート)とは

それでは、いよいよ、AO入試で合格する小論文の型(テンプレート)を具体的に紹介します。

前半《具体的な改善点を挙げる》

  • ●●という分野には、▲▲という課題がある。
  • たとえば、~という状況などが挙げられる。
  • それは、~ということが原因(背景)として考えられる。
  • ▲▲という課題をこのままにしておくと、状況はもっとひどくなり、××となっていまうだろう。
  • 逆に▲▲という課題を解決することができれば、●●という分野には、◎◎という発展がある。

後半《具体的な解決策を挙げる》

  • ●●という分野の▲▲という課題を解決するために、私は■■をしたい。
  • たとえば、■■とは~というようにすることだ。
  • それによって、▲▲という課題を~のようにすることができるからだ。
  • さらに、●●という分野を◎◎という発展につなげることもできるだろう。

ラスト《自分とつなげる》

  • しかしながら、今の私には■■をするための経験と知識、技術が足りない。
  • そこで、私は~大学・~学部で、●●について研究し、将来▲▲という課題を解決して、◎◎という発展に貢献したい。

 

さて、以上はあくまで一般的な型(テンプレート)です。

与えられたテーマや、あなたが志望する大学・学部の分野によって表現をアレンジする必要はあります。

でも、少なくともこの記事の冒頭で挙げた、

「書くの苦手で…」

「何を書けばいいのか思いつかない…」

「時間内に書ききれない…」

という悩みを持っている人への、具体的な書く指針にはなると思います。

上記で紹介した型(テンプレート)の●●や▲▲を埋めていく「作業」を進めれば、AO入試で合格する小論文が完成します。

「作業」なので、センスも工夫もいりません。

必要なのは、これからAO入試までの期間、将来進みたい分野に関する知識をつけることです。

知識がないと、いくら型を知っていても▲▲や■■を埋めることができないですからね。

 

将来進みたい分野は、あなたが興味ある分野であるはずです。

人から強制されたものを学ぶのは苦痛ですが、自分が興味のある分野であれば、それは学ぶというよりも、もはや「趣味」に近いと思います。

趣味を追求すれば、あとはそこで得た知識を型(テンプレート)に当てはめる作業ができるよう、技術的なトレーニングをするだけです。

さて、ここまで「 合格するAO入試の小論文の書き方」をお伝えしてきました。

よかったら、高校生にとっては基本的な内容にはなりますが、『高校入試 塾で教わる小論文・作文の書き方』(KADOKAWA)もチェックしてみてください。

今回の記事には書ききれなかった、「よく出るテーマ別の満点見本作文」や、「ありがちなケアレスミス例」なども紹介しています。

『高校入試 塾で教わる 小論文・作文の書き方』(KADOKAWA)

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

AO入試小論文で高得点を取って入試に合格できるよう、応援しております!

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