AO入試はいつまでに何をすればいい? AO入試スケジュールを解説

大学受験

私立大学のAO(アドミッションズオフィス)入試を利用した入学者は推薦入学者を合わせると実に全体の半数を超えるようになりました。

2021年度からAO入試は「総合型選抜」と名前を変え、今後ますます盛んになっていくことが予想されます。

そんな時流のなか、あなたも、一般入試ではなく、AO入試を利用して大学へ入りたいと考えているひとりではないでしょうか。

そこで、この記事では、AO入試を利用して大学へ入りたい人が、「いつまでに何をする必要があるか」をAO入試のスケジュールに沿って紹介します。

最後まで読んでもらえれば、AO入試に合格するために、これからする準備が明確になるはずです。

私、西村創は、受験指導専門家として活動拠点の関東以外でも長野、博多、大分、沖縄と、全国さまざまな学校で出張セミナーを行っています。

また、KADOKAWAから出版した小論文の書き方についての参考書は、重版をくり返し、現在4刷のベストセラーであり、ロングセラーとなっています。(2020年2月現在)

今回は、これまで何十回も行ってきた「AO入試対策講座」の内容の中から、AO入試合格へのロードマップを抜粋してお伝えしましょう。

高1から高3の5月までは志望大学・学部探しと情報収集

AO入試の受け付けは、早い大学だと高3の6月からスタートします。そこで、逆算すると、高3の5月までには志望大学・学部を決めておきたいものです。

「学部はどこでもいいから、とにかく●●大学に入りたい!」というのでなければ、まず、大学卒業後にどんな仕事に就きたいかを考えましょう。

どんな仕事に就きたいか、将来の方向性が定まってはじめて、学部・学科を選ぶことができ、その学部・学科がある大学を選ぶことが可能になるからです。

学部・学科選び=職業選びといえるのです。

AO入試のエントリーは6月からスタートしますが、じつはそれまでの学部・学科選びにおいて、どれだけ自分の将来の進路を深く考え、情報収集できるかでAO入試の合否が9割決まると言っても過言ではありません。

なぜなら、この学部・学科選びの過程で考えたこと、調べたことが、エントリー時に提出する「志望理由書」の内容の深さにつながり、その「志望理由書」の内容が、その他に提出する「活動報告書」、そして面接での受け答えの内容につながっていくからです。

就きたい職業の方向性が決まり、それに合った学部・学科が決まったら、最後にどの大学にするかを検討しましょう。

学部・学科が決まってから、大学を選ぶ、この順序で検討することを強くお勧めします。

意外と多くの人は、行きたい大学を知っている大学の中から選んで、その大学にある学部・学科の中からいちばん良さそうなところを選びがちです。

大学=学歴ブランドと割り切って選択することを否定はしませんが、それは一般入試での話です。

AO入試では、あなたの将来、現在の価値観、志向がどれくらい大学・学部・学科の提供すること(アドミッションポリシー)とマッチするかが合否を分けます。

したがって、まずあなたの将来の方向性を定め、それに合った学部・学科を決めてから大学を選ばないと、「志望理由書」の内容がありきたりかつ表面的なものになり、作成に苦戦することになります。

くり返しますが、AO入試では、学部・学科を決めてから、大学を選ぶ、この順序で検討することを強くお勧めします。

大学の選び方は、学部・学科が決まりさえすれば、そう難しくはないと思います。

選び方のコツは、あなたが、「その大学でしか得られない大学」を選ぶということです。

その唯一性が「志望理由書」、ひいては「活動報告書」「面接」にも生きてくるのです。

《選び方のヒント》

  • アドミッションポリシーへの共感度で選ぶ
  • 研究内容の「独自性」・「新規性」で選ぶ
  • 教授で選ぶ
  • オープンキャンパス、ふだんのキャンパスの雰囲気で選ぶ
  • 教員や現役学生にSNSで質問して選ぶ

高3の6月~9月にAO入試エントリー開始

高3の5月までには志望大学・学部を決めておきたいとお伝えしたのは、AO入試の受け付けが早い大学は、高3の6月からスタートするからです。

ただ、多くの大学は9月以降からAO入試のエントリーが始まって、推薦入学の始まる11月までに合格が発表されるという日程が一般的です。

また、年間を通して、複数回入試を実施する大学も多く、なかには3月までAO入試の募集が続く大学もあります。

エントリーとは、AO入試を受けるための手続きのことです。「志望理由書」「活動報告書」などの書類を提出することになります。

「志望理由書」「活動報告書」がどういうもので、どうすれば合格できる内容になるかということについてはまた別の記事で紹介しているので、本記事を読み終えたらそちらも読んでみてくださいね。

AO入試の選抜方法は大学や学部ごとに異なりますが、「面接重視型」と「書類・論文重視型」に分けられます。

もうすでに志望大学・学部が決まっている人は、「面接重視型」と「書類・論文重視型」のどちらなのか、あとでwebサイトで調べてみてください。

このAO入試の選抜方法についても、他の記事で詳しく紹介しています。

《関連記事》

▶︎「AO入試」とは? AO入試とその合格のコツをわかりやすく説明

▶︎AO入試の「志望理由書」とは? 合格する書き方をわかりやすく説明

▶︎AO入試の「活動報告書」とは? 合格する書き方をわかりやすく説明

高3の8月~12月にAO入試合格発表

AO入試のエントリー後、事前面談、予備面談、そして本面談など複数回面談を行い、出願許可されると、合格内定=事実上の合格をもらうことができます。

あとは入学金の納入や、必要書類を提出するなどの大学への入学手続きを進めるだけです。

さて、AO入試スケジュールを解説してきました。

いつまでに何をすればいいかがはっきりしたと思います。

最後にもう一度しつこく言いますが、どんな仕事に就きたいか、将来の方向性が定まってはじめて、学部・学科を選ぶことができ、その学部・学科がある大学を選ぶことが可能になります。

そのために、自身の将来を深く考え、情報を広く収集し、書籍や論文でより理解を深める。

志望先決定までにどれだけそれができるかが、AO入試の成否を分けるのです。

そういう意味でいうと、AO入試のための準備は、自身の人生プランを真剣に考える期間とも言えます。

ぜひ、AO入試に通過するためにだけでなく、自分が最も自分らしく生きられるように、将来どうするかを考えてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あなたと、あなたの将来を応援しています!

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