中学生は塾通う?塾と通信教育(進研ゼミ)のメリットと注意点

文部科学省による「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査」2017年の調査では中学生の通塾率は約61%となっています。中学生の半数以上が塾に通っていることになりますし、都市部では9割近いところもあります。

そこで、

  • 塾に通うことを考えているけれど、どの塾がよいのか考えている方
  • 塾ではなく進研ゼミなどの通信教育がよいかと考えている方

以上のような方に向けて、6つの塾に所属して講師歴25年、3,000人以上の生徒を指導、8冊の教育書、参考書を出版して、累計10万部の受験指導専門家である西村創がアドバイスします。

私が今まで数え切れないほど受けてきた質問に、以下のようなものがあります。

  • 中学に進学するので、そろそろ塾に通い始めた方がいいのか?
  • サッカー部やバスケ部、吹奏楽部に入ろうとしているが塾と両立できるのか?
  • 通信教育の進研ゼミをこのまま続けた方がいいのか?

結論から言います。

一概に正解はありません。

お子様の状況、居住場所、部活動の活動状況、志望校などによってベストなそれぞれ選択が変わってくるからです。

そこで、わが子に合ったベストな選択ができるように、塾と通信教育(進研ゼミ)それぞれのメリットと注意点をわかりやすくお伝えします。

塾のメリットと注意点

塾はコンセプトから進学塾と補習塾、指導形態から集団授業塾と個別指導塾に大別できます。

最近では「スタディサプリ」や「アオイゼミ」などのオンライン学習塾も増えていますが、それはまた別の記事で詳しくご紹介します。

オンラインではない、従来の一般的な対面式の塾の最大のメリットは学習意欲(モチベーション)の維持が挙げられます。

大人も子供も、人は周囲の人の影響を受けやすいものです。

自分と同い年の生徒が多くいるのは、周囲と同じように講師の話を聞いて理解し、宿題をやって提出し、テストで点を取れるようにしようという気持ちが芽生えやすい環境といえます。

特に多くの部活で引退する中3生が多く出る7月以降、塾の夏期講習では、教室の雰囲気が変わります。

それまであまり受験に対して本気で考えていなかった生徒たちの意識が緊張感で高まるからです。

そのような雰囲気の中で勉強することで、自宅や図書館でひとりで勉強する以上の学力向上結果が見込めます。

一方、通塾の注意点を挙げる前に、質問です。

途中退塾をする生徒の理由として多いのはどんな理由でしょうか。

およそ、以下のようなものになります。

  • 成績が上がらない
  • 本人のやる気が出ない
  • 部活との両立が困難

退塾理由はおよそ以上の3つに大別できます。

そしてこの3つの理由の根本原因は主に2つだと私は考えています。

  • 講師の力量不足
  • 部活がハード過ぎる

さて、さらにもうひとつ質問です。

全国のコンビニと塾の数はどれくらいあると思いますか?

正解は以下のとおりです。(2017年現在:経済産業省調べ)

  • コンビニ 約58,000
  • 塾 約54,000

私はこの数を見て、単純に「塾多い!」と思いました。

コンビニと大差ない数の塾があるわけです。

何を言いたいのかというと、これだけ塾があって、講師の質が担保できるわけがないということです。

これは地元だけで運営する個人経営の塾だけでなく、都市部の有名な大手進学塾にもいえることです。

全体の8割の講師が大学生(3年になると就活が盛んになるので1、2年生が多い)という塾、他業種から未経験で転職してきた講師が少なくない塾もたくさんあります。

もちろん、指導力のある講師もいますが、そのような講師は受験学年である中3や習熟度別クラスの最上位クラスだけを担当し、中1や基本レベルのクラスには経験が浅かったり、評判が今ひとつ芳しくない講師をやむを得ず配置されることも少なくありません。

ということで、塾の注意点としてまず、指導力が高くない講師に当たってしまうことがあるという点が挙げられます。

次の注意点としては、ハード過ぎる部活と塾の勉強が両立できないという可能性があるということです。

私は日本の中学の部活には多くの闇があると思っています。

監督の先生が、部員を勝利に導こうと、早朝からの練習、遅くまでの練習、休日の遠征にと、内容的にも時間的にもハードな活動を強制する様子を多くの生徒、保護者から聞いてきました。

塾は通塾曜日、時間が固定しているので、ハードな部活で休息が必要だったり、変則的な活動が入ったときには、通塾が困難になります。

特に中学に進学する前の小6生ではそのあたりの情報を完全に収集し切れていないことも多く、入塾してみたものの部活との両立が厳しくて退塾、ということが少なくありません。

通信教育(進研ゼミ)のメリットと注意点

通信教育(進研ゼミ)のメリットは、前述した塾の注意点=リスクを回避できるという点です。

講師による力量差という問題がなく、テキストは約100万人の学習履歴にもとづいたつまずきポイントを中心とした効率的な内容であり、科目も実技を合わせた9科目を学習できます。

時間も、場所を選ばず、1回10~15分、2日に1回のペースで進めることができます。

費用面も進研ゼミであれば、一般的な塾の中1の費用に比べて5分の1程度です。

(中1の月謝)

  • 一般的な塾 25,000円~35,000円程度
  • 進研ゼミ 5980円(12ヵ月分一括払いの月あたりの受講費)

注意点としては、モチベーションが低下したときに、すぐさまそれを察知して対応してくれる講師が身近にいるわけではないという点が挙げられます。

いくら教材が良質でも、デジタル教材が充実していても、継続して取り組まなけれな無意味です。

子供の学習が滞ってきたときに、保護者がフォローできるかが継続できるかどうかのポイントとなります。

もう一つの注意点としては、教材の良質さだけでは、力量のある講師の指導には及ばないということです。

特に、難関都立高校の独自入試問題や、難関私立の入試問題対策を、通信教育だけで乗り切るのは非常に困難だと言えます。

私が所属してきた複数の進学塾でも、それまで通信教育で勉強してきたけれど、中3になって塾の必要性を感じ、通塾に切り替える生徒も多くいました。

webからでは得られない「体験」をする

さて、ここまで塾と通信教育(進研ゼミ)のメリットと注意点をお伝えしてきました。

通塾と通信教育を検討するうえで、一応知っていただきたい知識は備わったと思います。

そこで、次にすることは、実際に体験してみることです。

勉強に取り組むのはお子様なので、お子様がどう思うかが塾と通信教育の選択においていちばん大切な点です。

一般的にほとんどの塾は春期講習などの季節講習期間中でなければ、通年で体験授業を受け付けています。

実際にいくつかの塾の授業を体験し、各講師の授業で成績が上がりそうかを判断されることをおすすめします。

webで最寄りの教室の電話番号を調べて、

「体験授業を受けたいのですが…」

と言えば、喜んで受け付けてくれます。

同時に、通信教育(進研ゼミ)の無料体験教材を送ってもらいましょう。

実際のその体験教材を取り組ませて、ひとりで続けられそうかを子供とよく相談されるといいでしょう。

無料体験教材の申し込みはこちらからできます。

それでは、お子様がベストな方法で学習できるよう、応援しております!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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